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評価:7/10

あらすじ
 1943年、イギリス基地を拠点にB-17によるドイツへの爆撃が行われていた。しかしその任務は過酷で、多くの期待と乗員が任務のたびに失われていた。
 そんな中、2メンフィス・ベル号とそのクルーたちは、4回の出撃をして生還するという幸運に恵まれてきた。そして最後の出撃。しかし、次々と危機がおそいかかる。




 この映画の主題はB-17爆撃機の爆撃任務とクルーたちの人間模様です。
 しかし爆撃といっても、攻撃目標のみを狙っての昼間の精密爆撃。さらには、映画内では説明されていませんが、後続距離性能が不足しているために戦闘機の護衛もなし(この映画内の次期の翌年からはP-51新型戦闘機が配備されて、ようやく護衛がついた)。
 そのため、太平洋戦争後半での日本へのB-29の一方的な空襲とは異なり、敵の迎撃が容赦なく襲いかかるなか狙いを定めて爆撃をしなければならないという、過酷な任務になっています。

 メンフィス・ベルのクルーたちは、いずれも20歳前後の若者。機長のデニス(マシュー・モディン)。すら、機長という肩書きが不釣合いに見える初々しさです。多くは徴兵で、一部は志願。そうした若者たちの、基地や任務Z中の極限状況での人間模様が見所です。
 そのクルーたちの出撃前の様子は、後一度で任務を終えられるとか、故郷のこととか、国に戻ってからの仕事や生活のこととか......ネット上でよく見かける言い回し的には「死亡フラグ」の山盛り状態です。

 爆撃任務は、敵の戦闘機や対空砲による執拗な迎撃、機体のトラブル、クルーたちの間の衝突など危機の連続。僚機は次々落ちていき、メンフィス・ベルとクルーたちもダメージを追っていきます。そうした事がスリリングですし、また、人の手が多く介在するB-17という巨大な機械を必死で動かすというメカニック描写的な面白さもあります。撮影のためにB-17の実機も実際に飛ばしています。
 中でも印象的なのが、爆弾を投下するハッチの描き方。ここから爆弾を投下するのみならず、同じアングルであやうくクルーも落ちかけたり、また終盤、重症のクルーをここから放り出すか否かという決断を迫られるシーンを描いていたりします。攻撃手段が、クルー自身にとっても奈落への穴と等しいということでしょう。

 あと、「父親たちの星条旗」ではメンテーマに据えられていた、前線のたまたま活躍した兵士を、その苦労を知らずに英雄に祭り上げ、特に戦時国債募集のキャンペーンに利用しようとする後方と、それに反発する現場のギャップというのも描かれています。



余談
 この映画を見てあらためて思うのは過酷な戦闘を扱っても、戦勝国では「彼らは国や仲間に対する、勝利や義務のために勇敢に戦った」とストレートに描きやすということ。この映画の場合は「昼間の工場などへの精密爆撃」という綺麗に描きやすい題材という事もありますが(それでも誤爆とか、工場の一般工員とかで、民間人は殺しているはずですけど)。
 日本だと困難ですから。
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