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映画のでき自体が沈没物。
評価:3/10  不評は伝え聞いていました。

 原作や旧映画版のテーマ性が失われているという問題もあります。しかしそれ以上に、単純な災害映画としても酷い出来です。

 まず、伝え聞いていた不評では語られていなかった、冒頭の話の運びとシーンのつなぎから、酷いものです。
 最初にまず災害シーンを持ってきて、それから日本沈没を登場人物たちを導入部時点で了解するという改変自体は、いいと思います。ここでいうのはそれ以前の、シーンのつなぎ方の問題。
 冒頭に主人公の小野寺(草剛)が大地震にあい、そこで救出にきたヒロインの阿部玲子(柴咲コウ)、同時に救助された倉木美咲(福田麻由子)と出会うというエピソードを持ってきたのは、いいと思います。
 しかし問題はその直後、小野寺が普通に会社に勤務していること。大地震で死にかけた後なのに。母親と電話で地震の事を話しているシーンや、玲子が直した服を届けに来たシーンを見ても、まだ状況が上手くわからず、美咲の話題が出てようやく冒頭のシーンの後のシーンだと理解できました。
 なにしろ、小野寺や玲子の態度や会話などが、弟災害で死にかけた後の雰囲気が酷く希薄なのです。冒頭の災害は、後の出来事をイメージ的に冒頭に持ってきた物かとも思い、混乱しました。

 あまりにも初歩的なレベルでの拙さです。

 小野寺に関しては他にも、原典どおり田所博士の潜水調査のために潜水艇操縦をしていますが、個人的にはほとんど関係を持ちません。
 他にも脚本的に、メインストーリーの展開に絡まない。かといって、いるだけで存在感があるという状態とは、全く程遠い。
 多少脚本を推敲するだけでも、田所博士と個人的関係を持ち続けて、田所などの政府側と玲子等の一般人側との板ばさみになり苦悩するというようにできるはずなです。また、このようしておけば、終盤の特攻的行動に志願し貫徹しようとする行動も、流れが自然になり説得力も増すはずです。

 役者の存在感の軽さ問題です。
 豊川悦司の田所雄介博士はいいとは思います。しかし草剛の小野寺の存在は軽い。さらに問題なのは、せっかく石坂浩二をあてていた山本総理を途中退場させて、代わりに事実上の総責任者にした大地真央の鷹森大臣の軽さ。
 

 災害シーンも、冒頭の大地震と、首相が火山の爆発に巻きこまれるシーン以外は、特撮を頑張って派手な割に迫力に乏しいものです。原因は、観客の視点を代表するような個人の視点では無く、引いた視点で描いているからです。多くの災害映画にある、地震や火事から逃げ惑う主人公やそれに近い立場の人たちの姿が、全く乏しいのです。

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 テーマ的な物は、散々言い尽くされていますので手短に。
 やはり、日本沈没という破滅的状況で死力つくす人々や、日本人としてのありようを描いた原作や旧作映画版と比べると、普通の「友情・努力・勝利」の災害映画になってしまった時点ですでに駄目です。
 しかも解決方法はハリウッドによくある「核爆弾の爆発力利用によるミッション」で、原典と比べるとまた安直。しかも核に抵抗にある日本の映画だからか、使う爆弾が『エヴァンゲリオン』のN2爆弾というのが、苦笑するしかない物です。
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