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 1960年 東宝
 日本海軍視点による真珠湾攻撃とミッドウェイ開戦を題材にした、当時の大作映画。監督は松林宗恵、特技監督円谷英二、俳優は当時の東宝オールスター出演。

評価:6/10  一応、夏木陽介演じるパイロット北見中尉を主人公に据えてはいますが、軍人の代表例的にエピソードを描きつつ、鑑賞側の視点の中心を定める程度の役回り。ドラマとしては日本海軍という集団そのものの盛衰自体を描いた作品。
 そのため、この手の映画にしばしばある、冗長なサブエピソードやメロドラマに邪魔されることなく、日本海軍という集団そのものの盛衰を堪能できます。

 円谷英二の手がけた特撮は、流石に今見るとミニチュアやプールの質感が判るともろも多いですが、一方で、映像そのものや実写シーンとの巧みな編集で違和感がないシーンも多く、当時としては頑張ったと思えるものです。
 艦隊や戦闘機部隊、広がりを感じさせる構図も、特撮パート、実写パートともに多いです。

 筋立て自体は単純。真珠湾とその後の戦闘で好調に浮かれていた日本艦隊が、ミッドウェイで一転、本領発揮しだしたアメリカ軍と、有名な「運命の5分間」の判断ミスで一転して惨敗し、以後敗戦までの流れになってしまう。
 ミッドウェイ海戦は、日本側視点のみで描かれているので、状況側からないまま負けた日本側の困惑と絶望感がよくあらわされています。その半面、アメリカ側の視点や全体の戦局の俯瞰分析がないため、史実のミッドウェイ回線のあらましを知らないとわかりにくいかもしれません。

 北見中尉のエピソードで印象的なのは、郷里にかえっての結婚式。
 結婚式直前、至急の旗艦命令が通達される。
 結婚をとりやめるのか、しかし簡単にでも式を挙げる程度の時間はあるし、それでどうするのか。
 北見中尉は、結婚相手の啓子(上原美佐)を力強い視線で見つめて握手をし、「家を頼む」といって戦地に戻る。軍人としてのの義務、当時の結婚に対する社会的考え、個人的愛情、男らしさなどを見事にあらわしたシーンです。このシーンは、その少し前に上官から「いつ死ぬかわからないから早く結婚しろ」と笑顔で薦められるシーンも含めて、監督自身の体験に基づいているそうです。
 このシーンに限らず、この時代の映画は、スタッフ、俳優など、実際に軍隊生活や戦争を実体験した人たちが作っています。こればかりは、現代では埋める事が困難なギャップです。最近の『ローレライ』などは、この時代の戦争映画などを知っている人たちからは、「あまりにもマンガ的」と言われていましたから。


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